キッチンの汚れを少しでもなくしたいのなら、空気の流れを考慮してキッチンリフォームを行うべきです。料理中に出る煙は換気扇がすべて排出してくれていると考えがちですが、排出できなくて漏れてしまうものも多く、空気の流れが上手くできていないと余計に排出されません。油いためなどで出ている煙は野菜などの水分よりも、多くが油の成分で油煙と呼ばれるものです。換気扇を回すとキッチン内の空気が動き、部屋に取り付けられている自然吸気口から外の空気が入ってきて、換気扇から煙が出ていくという流れがきちんとできていることが重要になります。
システムキッチンや自然吸気口の位置などが悪いと、壁や床などまで油でベタベタとしてくるようになるため、業者と相談して空気の流れが良くなるように配置するべきです。キッチンリフォームでは掃除のしやすさだけでなく使いやすさも大切で、既定のサイズが高すぎて食材を切ったり皿洗いをするときに大変な思いをするのであれば、体格に合わせてオーダーしベストな高さのものを選ぶべきです。たとえ数時間の利用でも毎日のことだと、高さが合わないものを使っての作業は肩こりや背中の疲労などに繋がるため注意が必要です。これまで設置されていたものより重いシステムキッチンを導入する場合には、床が重さに耐えられるか調べてもらってからキッチンリフォームに取り掛かるべきです。
歪みなどが出ないように、強度が足りない時には補強工事もしてもらうと安心です。